こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
最近、お腹のあたりが出てきた…そう感じている人は多いのではないでしょうか。
日本の男性の場合には、30歳頃からウエストが太くなる人が増えてきます。女性の場合には、更年期頃から太くなりやすい傾向がみられます。
しかし、太った体型の人にかぎらずやせ型や普通の体型の人でも、腹部肥満になります。というのも腹部肥満の原因は、外見からはわかりにくい内臓脂肪の蓄積によるものだからです。
内臓脂肪とは腹筋の内側の壁の腹腔内についている脂肪のことです。内臓脂肪は内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割があります。
しかし、つきすぎると大変危険な体脂肪なのです。この内臓脂肪こそがあらゆる生活習慣病を引き起こす元となるといっても過言ではありません。
ダイエットとか、脂肪とかいう場合、何かと皮下脂肪ばかりに目が行きがちですが、さほど、健康に悪影響はないのです。見栄えは悪いかもしれませんが・・・・・(^_^;
内蔵脂肪が多くなるとさまざまな悪影響が出てきます。
●インスリン抵抗性(インスリンの働きがよくない状態)を悪化させる。
⇒血液中の糖質を増やし、血糖値を上昇させる原因となる。
●蓄積された脂肪が分解されて、再び血液中に入りやすくなる。
⇒血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす原因となる。
●血圧を維持する物質の機能が低下し、反対に上昇させる物質が分泌される。
⇒血圧の上昇をまねく原因となる。
その他にも、内臓脂肪が増えると、悪玉(LDL)コレステロールが増加します。
このような内蔵脂肪による影響がでることにより、 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病になり、最悪は冠動脈疾患(心筋梗塞など)の死に関わる病気の発症に繋がります。
病気にかかる前に、「お腹が出てきたな」と感じたら運動や栄養に意識を向けてみましょう☆
最後までご拝読いただきありがとうございます。