こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
今回のテーマは「ロコモ」ですが、 「ロコモティブシンドローム(通称「ロコモ」)」という言葉を聞いたことはありますか?
ロコモティブシンドロームとは、体を動かす器官、骨や関節や筋肉、神経など体を動かす「運動器」の障害により要介護や寝たきりになったり、その可能性が高い状態になったりすることをいいます。
簡単に言うと「足腰のおとろえで動けなくなってしまう状態」ということになるでしょうか。
しかし、単なる「足腰のおとろえ」なら昔からあったはずですよね?どうしていま「ロコモ」が「新国民病」と話題になりつつあるのでしょうか。それには、昔と大きく違う2つの点があるからです。
1つ目は、寿命が急速に伸びたことです。 日本の超高齢社会へ移行するスピードは、なんと世界一! その昔「人生50年」と詠んだといいますが、骨、関節、筋肉などの体を動かす器官(=運動器)が原因で入院や手術が必要になる人の数は、実は50代から急激に増加します。
現代は医療の進歩で内臓の病気に対処できるようになり寿命が伸びてきていますが、体を動かす「運動器」の寿命はそれに追いついていないのかもしれません。
2つ目は、 科学技術の進歩により生活はどんどん楽になり、昔ほど体を使わなくても暮らせる社会になったことです。例えば、昔だったら歩いていた距離でも今では車や電車が使えます。さらに、生活家電やパソコンの普及によって家の中の活動量も日々減ってきています。
人間は「動物」。そもそも体を動かすようにできているので、楽だからといって体を動かさないと、腰痛や肩こりなどのさまざまな不調に悩まされることにもなるのです。
ロコモを防ぐには、日々身体を動かすこと!そして、 ロコモーショントレーニング(ロコトレ)として推奨されているスクワットや片脚立ち、ストレッチや散歩といった、毎日の生活に10分多く体を動かす運動習慣から始めてみましょう!
小さな積み重ねが大きな結果になります。ガンバって!!(ゝω・)
最後までご清覧いただきありがとうございます。