こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
忙しい毎日が続き、せめて週末くらいはゆっくり遅くまで寝ていよう……。しかし、翌日起きてみると我慢できないほどの頭痛が・・・・・なんてことはありませんか?
睡眠習慣の乱れによる頭痛のパターンは大きく分けて2つあります。
1.片頭痛の持病をもつ人が寝すぎにより悪化するパターン。
2.寝る姿勢の乱れや自分に合わない寝具で筋肉が緊張して起こる頭痛。
2つのパターンに分けて、睡眠習慣に伴う頭痛を説明していきましょう。
・寝すぎから片頭痛を引き起こすパターン
全国調査によると、片頭痛に悩んでいる日本人は人口の約8%。特に女性に多く、10代から20代の若年者に多い頭痛といえます。しかし、たかが頭痛と軽視していたり、自分の頭痛が片頭痛だと気づいていない方もたくさんいます。
片頭痛はとても有名な病名の一つですが、実は原因がわかっていない不思議な頭痛です。
諸説あるなかで有力視されているのは「三叉神経血管説」。寝すぎがきっかけで頭の血管の周りにある「三叉神経」が刺激され、脳血管を拡張する痛み物質が出ることで頭痛が引き起こされるという説です。
痛みは「片頭痛」という名の通り、頭の片側のこめかみから眼のあたりに起こることが多いようです。しかし、約4割の患者さんは両側の痛みを訴えられるそうで、ギューッと締めつけられるような痛みではなく、ズキンズキン、ガンガン、ドクンドクンと表現されるような、心臓の鼓動に合わせるような痛みが襲ってくることが多いようです。
・ 寝る姿勢が原因で緊張型頭痛が悪化するパターン
日本人に一番多い緊張型頭痛は、肩や首の筋肉疲労が原因です。頭を締めつけられるような痛みが特徴です。寝る姿勢が悪かったり、枕が高すぎたり、ベッドが硬すぎたり、逆に柔らかすぎたりしている状態で長時間睡眠をとると、必然的に肩や首の緊張がすすんでしまいます。
痛みは、重苦しい感じと表現されます。最近はパソコン作業などのデスクワークをしている方が多く、日中の姿勢が悪く、猫背になっていることも一因といえるでしょう。
これらの頭痛を予防するために2つの方法をご紹介します。
1、ズキンズキンと心臓の拍動に合わせるような頭痛には、頭の痛い側を冷やすこと、カフェイン摂取が効果的です。
2、重苦しいような頭痛でふらふらする場合、肩と首を温めること、ストレッチが効果的です。
自分がどちらのタイプかわからないときや、吐いてしまったり、ぐったりしてしまったりする頭痛のときは、一度脳神経外科、神経内科、頭痛外来などの医療機関を受診してください。
最後までご清覧いただきありがとうございます。