こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
健康診断で採血したら、「中性脂肪が高め」と診断されたという方、いらっしゃいますよね? 痛くもないし、症状も出ていないけれど、やっぱり少し気になります。
中性脂肪とは、血中コレステロールの1種。食事の中で摂取する脂肪分が多ければ、必然的に中性脂肪の値も高くなります。正常値は30~149mg/dlとされていますが、食生活が乱れている場合、500mg/dlを超えてしまう場合もあります。
また、中性脂肪の値と比例して、糖尿病や高血圧のほかに動脈硬化になる危険も高まります。最悪の場合、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの重い合併症を起こすこともありますので注意が必要です。
中性脂肪を増やさないためには、日常生活をいかに気をつけるか・・・・・・今日はその日常生活で気をつけるポイントをご紹介します。
ポイント1、過度な飲酒と糖度の高い飲み物は避ける。
脂肪分とは関係なさそうなアルコールも肝臓で代謝される過程で中性脂肪へと変化しています。適度な量のアルコールは身体に良いですが、過度のアルコール摂取は肝臓に負担をかけ、中性脂肪の値も高めてしまうため、注意が必要です。
もちろん個人差はありますが、酒量は種類を問わず日本酒換算で1日2合程度。週に1~2日は、休肝日があるほうが良いとされています。
また、糖度の高い飲み物も注意が必要です。最近は「カロリーオフ」などさまざまな清涼飲料水が販売されていますが、その中にも糖分は含まれています。口当たりの良い飲みやすいジュースも、適量を守って飲みましょう。
ポイント2、パンや、粉もんに気をつけましょう。
糖分を含め炭水化物を摂りすぎると、体内で脂肪に変換されます。
糖度の高い食パンや菓子パン、クッキーやケーキなどはもとより、麺類、お好み焼きやたこ焼きなどのいわゆる「粉もん」にも注意を。ほくほくしておいしそうなフライドポテトや焼き芋などの芋類にも、炭水化物は多く含まれています。
ポイント3、賢く「油」をとって、中性脂肪も消費
体内にある中性脂肪を効率よく消費していくことも重要。消費するためのポイントが、意外なようですが「油」です。中性脂肪を消費してくれる油には、魚介類に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、アブラナや大豆、亜麻などに含まれるα―リノレン酸があります。
最近は、このような成分を含むサプリメントや機能性食品も多数販売されているので、それらの商品を活用するのも1つの手ではないでしょうか。さらに、定期的なウォーキングやジョギング、スイミングなど、全身を動かす運動も中性脂肪を燃焼させます。
健康寿命を延ばし生き生きとした生活を送りましょう!
最後までご清覧いただきありがとうございます。