こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
私たちは毎日、食事を摂ります。その食事内容が体をつくり、病気を予防してくれます。しかし、最近では食生活の乱れのため、体の血管がつまりやすい状況に陥ってしまっている人も多くいます。今回は、動脈がつまりやすい血液の状態「ドロドロ血」を起こしやすい食生活を見ていきましょう。
私たちが食べている脂質には、血液をサラサラにしてくれるオメガ3系の「EPA」というものがあります。海産物が豊富にある日本に住む私たちの食生活は元来魚が中心であり、オメガ3系のEPA摂取が多かったのですが、いろいろな食べ物が輸入されるにつれ、脂肪食と肉食が増えてきました。
これが「食事の欧米化」で、繊維質食と魚食が減って脂肪食と肉食が増えていったのです。1951年には総摂取カロリーに対する脂肪摂取量はわずかに9.6%でしたが、1982年には27.3%に増え、それに応じて心臓死が急増し、現在、30歳以上の脂肪摂取量は20~25%が推奨されています。
私たち日本人が長寿であった秘密は「魚をよく食べていた」ことです。DHAとEPAをあわせて1日1グラム以上(おおよそ90グラム以上のおおきめの青魚)摂ることが望ましいでしょう。そうはいっても、現代の食生活ではなかなか魚を食べる機会が多くはないのが事実です。
そういった方は、 EPAやDHAの含有量が多いサプリメントで補っていくようにしましょう!
肌の老化は鏡を見て実感できますが、血管の老化である「動脈硬化」はほとんど自覚することがないため、知らず知らずのうちに進行していることが多いのです。「ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞に襲われたという知人が周囲にいる」と心当たりのある人もいるかもしれません。実は、それは突然に見えても10~20年前から動脈硬化が進行し、いつ血管がつまっても不思議ではない状態だったのです。
健康診断で「高血圧」「脂質異常」「糖尿病」を指摘されたら、まず近所の内科でしっかりと治療をしてくださいね☆
最後までご清覧いただきありがとうございます。