こんにちは。mitteのトレーナーの岩崎権士です。
「魔女の一撃」・・・・・皆さん何のことだか分かります?実はこれぎっくり腰のことなんです。
ぎっくり腰を体験されている方は「ネーミングぴったり!」と思われたのではないでしょうか。
毎日のデスクワークで腰が痛くなるといった「慢性腰痛症」に対して、ぎっくり腰は「急性腰痛症」。あまりに痛みが強い場合、その場から動くことができなくなることもあります。
ぎっくり腰のきっかけは、重い荷物を持ち上げようとしたときに……という例をよく見聞きしますが、実際は大きな負荷をかけたときだけでははなく、「歩いている途中で」「朝、布団から起き上がろうとしたときに」「くしゃみをしたときに」といった、日常動作の不意打ちも意外と多いのです。
気づかない間に腰部を支える機能が低下していた可能性があり、ちょっとした動作や負荷によって筋肉や関節、靭帯、椎間板などを痛めてしまうことが考えられます。
ぎっくり腰にならないように普段から鍛えておくことが重要ですが、今回はもしぎっくり腰になってしまった時の対応についてお話致します。
1.動かずじっとしている
筋肉や関節などを痛めている場合、両膝と股関節を曲げて横向きに寝転がったり、四つんばい姿勢になり、動かずじっとしていると痛みが軽減されていく傾向が見られます。
ラクに感じる姿勢が見当たらず、じっとしていても痛みが強いままの場合や、腰痛以外に嘔吐や腹痛などの別症状が見られる場合は、医師の診察を受けましょう。
2.まずは患部を冷やす
ぎっくり腰は痛めた部位が炎症を起こし、熱を持っている可能性が考えられます。慢性的な腰痛は腰部を温めるとラクになりますが、ぎっくり腰(急性腰痛症)は、まずは患部を冷やし、痛みを緩和させる処置を行います。発熱時に使用する「アイス枕」を常備しておくと便利です。
また、水にくぐらせた氷数個をビニール袋に入れ、氷嚢のようにして使ってもよいでしょう。直接当てると皮膚を傷める可能性があるため、ハンカチやタオルをひと巻しておきましょう。そして、患部に10分ほど当てておきます。15分ほど休憩をして、再度冷却しましょう。これを2~3セット繰り返します。
1~2日間ほどは痛みが強く出る可能性があるため、冷却をしながら、なるべくラクな姿勢で横になり腰の負担を減らしましょう。3日目は少し動けるようになるかもしれませんが、動いた後に痛みが強まる場合は、患部を冷やすようにしましょう。
3.痛みの感覚を和らげるシートも使用
患部を冷やした後、布団に横になったものの、やはり少しでも体を動かそうとすると痛みが気になってしまう場合、発熱時などに使用する冷たいシートを痛む部位にペタリと貼ったり、ヒンヤリ気持ちがいい湿布剤などで痛みの感覚が一時的に和らぐことがありますよ。
以上、ぎっくり腰になってしまった時にはまずこの3つの対応を行いましょう。
よくある間違いは、いきなり患部を温めてしまうこと。炎症している部分を温めるとさらに痛みが強くなる場合があります!
まずは冷やして熱をとる。そして、熱や痛みが無くなってきてから温めたり動かしたりして固まっている筋肉などをほぐしていくようにしましょう。
ぎっくり腰になりたい方はいないと思います。ですので、日頃から運動するようにして鍛えておきましょうね!
このブログでも腰痛予防トレーニングを載せていきますので、またぜひご覧ください。
最後までご清覧いただきありがとうございます。