プリン体OFFでも防げない痛風。 

こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ　ケンジです。

最近は、ノンアコール・糖質off・プリン体offなど様々なジャンルのビールが発売され、「ビールは飲みたいけど、飲み過ぎると健康に良くないし･････」と考えている方でも気軽にビールを楽しめるようになってきました。

ビールの飲み過ぎでかかる病気の代表と言えば「痛風」。「風が触れても痛い」ことから、その名が付いたともいわれています。
特に30～50代の男性に多い急性の関節炎ですが、女性においても特に女性ホルモンの分泌が低下する閉経後は急速に増えていきます。
痛風を気にして、「プリン体OFFのビールを飲んでいるから大丈夫！」という方がいらっしゃいますが･････これは誤解だということをご存じでしょうか？

痛風は、プリン体が分解される際に生じる老廃物の尿酸が過剰につくられる、もしくは尿酸の尿中への排泄力が低下することにより、高尿酸血症(尿酸値7mg/dl以上)が悪化した結果、突然の激痛とともに発症します。

なので、痛風になるメカニズムを踏まえると確かに「プリン体off」のビールを飲んでいれば痛風の予防になります。

しかし、皆さんはビールを飲む時何も食べないでビールだけを飲んでいますか？プリン体はビールだけではなく当然食品の中にも含まれています！

アルコールを摂取するとプリン体の分解が促進され、さらにアルコールが分解される際に生じる乳酸は尿酸の排泄を妨げてしまいます。

つまり、「プリン体off」のビールを選んでいるからといって一緒につまみを食べていたり、ビールその物を飲み過ぎていれば痛風になってしまう可能性があるのです！

このブログを通してお伝えしたいことは２つ。

1つは、プリン体を控えたいのならビールのプリン体だけでなくつまみに含まれるプリン体にも気をつけましょう。（レバーや魚の干物、お刺身などにはプリン体が多く含まれています。）

２つめは、「プリン体off」のビールといえどもアルコール！飲みすぎれば尿酸の産生増加と排泄低下につながり、尿酸値の上昇を引き起こすので、安心して飲みすぎないようにしましょう。

程ほどに楽しいお酒で終わるようにしましょうね。

最後までご清覧いただきありがとうございます。

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