こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
今更って感じですが、最近CMでも流れていましたので取り上げてみました。
肥満かどうかは体脂肪率を見て判断しましょう!
体重が重いことはイコール肥満ではありません。又、外見だけで肥満を決められるものでもありません。
肥満とは、体脂肪が正常範囲をオーバーした状態ですが、正確に肥満を判定するには、体重に占める脂肪重量の割合である体脂肪率を計る必要があります。
家庭で簡単に計れる体脂肪計は体に微量の電流を流して、その電気抵抗を計ることで脂肪の量を推測するもので体脂肪を測る場合は、体重測定と同じように、決まった時間に生活条件を同じにして測る事が重要です。
なぜなら、1日の中でも体の中で流れる水分の量は異なるからです。よって毎日の測定条件を同じにしなければ、正しい判断はくだせません。
体脂肪率の正常範囲は、男性と女性で違い判定基準はそれぞれ下記のようになります。
男性→15~18%
女性→20~25%
これが男性で25%・女性で30%を超えると肥満と判定されます。
また、肥満には二つのタイプがあります。
肥満を形態上から見た分類で、
・リンゴ型といわれる上半身肥満
・洋梨型といわれる下半身肥満に分けられます。
リンゴ型は男性に多く、洋梨型は中年以降の女性に多く見られます。
リンゴ型・・・胃部からウエストにかけて丸く膨らんでいるもので当然ウエストサイズが太くなります。
このタイプの場合は、肥満度が同じであっても、心臓病、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の率が高くなります。
洋梨型・・・・臀部や大腿部に脂肪がついたもので、この下半身肥満は見た目は悪くても生活習慣病との関連は薄いものです。
このようなことから、上半身肥満か下半身肥満かを判定する目安としてウエストとヒップの比を求める計算法があります。
まずウエストとヒップをメージャーで計ってから、そのウエスト寸法をヒップの寸法で割ります。
その比が男性の場合は0.95女性の場合は0.8を超えた場合は、肥満による合併症が考えられるので注意が必要になります。
同じようにウエスト周りが太くても、おなかのどこに脂肪が分布しているかによって、生活習慣病発生にリスクが大きく違ってきます。
リンゴ型肥満の人の腹部をCTスキャンで撮影するとお腹の皮下に脂肪がたっぷりついている人と、皮下脂肪は薄いのにお腹の中(腹腔内)に脂肪がついている人がいます。
この内、皮下脂肪が厚い人は生活習慣病と直結しない事が多いが腸管膜などに内臓脂肪がたまっている人は、糖尿病や高血圧症にかかりやすく、動脈硬化が進行しやすいことがわかっています。
肥満で病気にならないよう日頃から体脂肪率を測定し、正常範囲内におさまるよう日々の生活習慣に気をつかいましょう。
最後までご清覧いただきありがとうございます。