こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
最近、「ネイル」という、爪に装飾施す「ネイルアート」を楽しむ方が増え、今や、ファッション雑誌には、ネイルサロンやネイルに関する記事が掲載されていることは当たり前。爪のおしゃれに敏感な人が大変多くなってきていますが、自分の爪から健康状態がわかることをご存知ですか?
意外と思われるかもしれませんが、爪は皮膚の一部です。皮膚の最も表面の角質層という部分が変化したもので、
髪の毛と同じ、「ケラチン」といわれるたんぱく質からできています。
1日に伸びる爪の長さは、健康な成人で約0.1mm程度。爪全体が生まれ変わるのに約6ヶ月かかります。足の爪は、もっと遅く、手の爪の約2倍かかります。
通常、大人より子供、女性より男性の方がわずかに伸びるが早いと言われています。さらに、季節的には、代謝の活発な夏が最も早く伸び、同じ手の爪でも中指が一番伸びが早く、小指が最も遅いようです。
ところで、体が冷えると、ピンク色の爪が青白く見えることはありませんか?
爪の先端には神経や血管が多く通っています。青白く見えるのは、寒さによって血流が悪くなると、指先の皮膚の血色も悪くなり、その状態が爪を透かして見えるためです。
このような場合以外にも、爪の色から、栄養や代謝などの状態がある程度、推測できます。
爪の色と疑われる病気の症例を少しご紹介します。
・白っぽい(白く濁る)・・・肝硬変などの肝疾患、マニキュアなどからの刺激、貧血、腎臓病など
・褐色・・・・・アジソン病(副腎皮質の機能低下の状態)、ホルモン異常など
・黄色・・・・・水虫(爪白癬)、乾癬(慢性の炎症性角化症)、肺や気管支の病気など
・黒っぽい・・・※爪甲色素線条
・緑色・・・・・緑膿菌などの最近の感染
その他にも、薬の服用(例えば、抗がん剤など)によって、爪の変色が起こる場合もあります。
※ホクロが原因で爪が黒くなっている場合もありますが、広がっていくようなら悪性腫瘍の早期病変の可能性のものもあります。
どの症例も必ず爪に変化が出るとは限りませんが、チェックしておくことでご自身のカラダの異常にいち早く気づけるかもしれません。
しかし、ネイルを四六時中している爪ではこの変化に気づくことはできないでしょう。
健康あってのオシャレです!爪からのSOSに応えてあげられるようにネイルをお休みする日があっても良いのではないでしょうか。
最後までご清覧いただきありがとうございます。