こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
今日は利き腕の話。皆さんは、右利きですか?それとも左利きですか?右利きの方が圧倒的に多いと思いますが、その中には昔は左利きだったという方もいらっしゃるはず・・・・・。
現代医学でもなぜ左利きになるのか、その原因はいまだ解明されていません。赤ちゃんをうつ伏せ寝にしたときに顔が左向きになると左利き、右向きになると右利きという研究もあります。もちろん、どちら向きにしても寝むれる子もいます。左利きであることが、右利きよりも明らかに不利なのは、字を書くときと箸を使うときです。円卓で会食するときに右隣りの人と肘がぶつかりやすいことに気を使います。
左利きの子どもをもつ親は、矯正した方がよいかどうか迷っておられると思いますが、東洋人でも西洋人でも左利きの人は 10人に一人くらいいますので決して珍しいことではありません。
スポーツだけで言えば、左利きは一つの武器になります。今日活躍しているスポーツ選手の中にも左利きの方は多数います。
そう考えれば無理に右利きに矯正する必要はないのかなと思いますし、何よりそれは個性でもあるのでその個性を大事にしてあげてもよいのではないかとも思います。
決して矯正を否定するわけではありませんが、左利きの子の中にも、矯正しやすい子と矯正し難い子がいます。3 歳ごろまでに遊びの中で、楽しみながら自然に矯正し、もしそれが親子のストレスになるようなら無理して矯正する必要はないと私は考えます。
過去には、子供を左利きから右利きに矯正しようと教育していた親がなかなか右を上手く使えない子供に対して暴力を振るっていたという事件もあります。
日常生活の中で左利きが不利な場面も多いですが、親子の仲を壊すほど重大なことではないと思いますので「右利き」だろうが「左利き」だろうがあたたかく見守っていきたいものですね。
最後までご清覧いただきありがとうございます。