日焼けは身体に良い？ 

こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ　ケンジです。

今回のテーマは「日焼けです」。日焼けしたいという方も、日焼けしたくないという方も、「日焼け」のことについて少し知識を持っていただければと思います。

日焼けが紫外線によって起こるというのは、みなさんも知っていると思いますが、紫外線にも3つの種類があるのを知ってますか？

1つ目はUV−C。

これはオゾン層などの大気に吸収され、地表までは届いてきません。

2つ目はUV−B。

これを浴びると皮膚が赤くなったり、ひいては皮膚ガンの原因にもなります。

3つ目はUV−A。

紫外線の約90％がこのUV−Aで、シミやシワの原因になります。

UVーCは地表に届かないので関係ないですが、それ以外の２つが日焼けに関わっています。

そして、２種類の日焼けがあります。

ひとつはUV−Bによって起こる「サンバーン」。

皮膚の真皮にまで到達した紫外線により、血管が拡張され炎症した状態をいいます。いわゆる、日焼けで赤くなった状態です。

紫外線を浴びる量が多過ぎると、水泡ができたり発熱を起こします。医学的には熱傷（やけど）と同じです。紫外線により遺伝子DNAが傷つけられると、皮膚ガンを引き起こします。

もうひとつはUV−Aによって起こる「サンタン」。

紫外線がメラノサイト（色素細胞）に働きかけ、メラニン色素を合成し肌を褐色に染めていきます。

いわゆる日焼けですね。

UV−Aによる日焼けは、発赤や炎症を引き起こすことはありませんが、メラニン色素が真皮に落ち込むと、色素沈着をおこしてシミになります。

また、真皮に届いた紫外線が、肌の弾力やハリに関わるコラーゲンを断裂・変性させることによって、真皮が萎縮し深いシワができます。

このように、日焼け＝紫外線を浴びることは身体にとっては決していい事ではありません。紫外線を浴びることで、骨の発育に必要なビタミンDを合成する働きがあることから、日焼け＝健康という図式が出来ていましたが、一日１５分程度でも十分な量を得られることや、卵黄や青魚など、食物からでも十分に補給できることがわかっています。

それでも、日焼けしたい！というアナタや･････私(笑)

日焼けのあとケアを万全にして、肌へのダメージを最小限に抑えましょう。

繰り返しますが、日焼けは軽いヤケドと同じです。「サンバーン」を起こさずに、UV−Bへの防御作用が期待される「サンタン」のみの日焼けに留めることが望ましいでしょう。

1：必ず日焼け止め剤（サンスクリーン剤）を塗ってサンバーンの原因になる

UV−Bを防ぎながら、段階的に焼いていく。

（日焼け止めを選ぶときはUV−Bを防ぐ指標であるSPF値をチェックすること）

2：午前10時から午後2時までの太陽光線の強い時間帯を避ける。

（日焼けをする時間も、個人差はありますが１日３時間以内が望ましいでしょう）

3：日焼け直後は肌がカサカサに乾燥している状態なので、保湿はかかさない。

炎症を防ぐために、水や冷たいタオル等で冷やす。

以上のことに気をつけて下さいm(__)m

焼きたい方も焼きたくない方も、紫外線から上手に自分の身を守ってくださいね☆

最後までご清覧いただきありがとうございます。