こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
この時期、お酒の飲み過ぎで肝臓の健康が気になっている人が多いと思います。肝臓は栄養素や毒素などを処理する化学工場で、とても大切な役割をもっています。
肝臓に不具合が出てしまうと、体だけではなくメンタル面にも影響が出ることも。自覚症状が出る頃には、肝臓の状態はかなり悪化している場合が多いため、「沈黙の臓器」と呼ばれているのはご存知でしょうか。
今回は、そんなお疲れな肝臓を1週間でケアする方法をご紹介しましょう。
・まずは肝臓に休養を!
やはり酷使した肝臓を休めてあげるのがベスト!二日酔いがある人は、十分な水分を摂取しましょう。スポーツドリンクやビタミンCを含むものを摂ると、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解にも役立ちます。
二日酔い状態時に少量のお酒を飲むと少し体調がよくなった気がするかもしれませんが、肝臓にさらなる負担をかけます。依存症につながりかねないので注意してください。
・肝臓によいといわれるものを食べる。
肝臓によいと言われているのがタウリン、クルクミン、ゴマリグナン。タウリンは肝機能を回復する効果があるといわれ、カツオ、アジ、サンマ、サバなどに多く含まれます。飲みすぎた後の1週間は、お魚中心の食事にするとよいかもしれません。
クルクミンも肝機能を改善する効果があるといわれています。クルクミンはカレー粉の材料であるターメリック、うこん茶などに含まれます。カレー粉を使った料理もおすすめです。ゴマリグナンも肝機能に役立つといわれており、胡麻に含まれます。胡麻和えなどを意識して食べるとよいでしょう。
・お酒を飲む人は、精神的ケアも必要。
アルコールの過剰摂取は、ビタミンB群などの栄養素の吸収率を下げます。特に、葉酸(ビタミンB9)とビタミンB1が欠乏しやすいことが知られています。
葉酸は気分を落ち着かせたり、健康的な神経システムを保持する役割があったり、不足すると加齢による記憶減退に影響を与えたりするといわれています。また、ビタミンB1が欠乏すると、混乱などの精神的な障害などを引き起こすことがあります。
ビタミンB1を多く含む食材は、精製されていない穀物、ナッツ類、豚肉、卵、豆類(いんげん豆、えんどう豆、大豆)など、 葉酸は、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー、オクラなど、緑の野菜に多く含まれます。
・最後にお疲れ肝臓向けの献立案はコレ!
□朝食
卵ご飯、みそ汁、納豆
□昼食
タウリンを多く含む魚の定食、ほうれん草の胡麻和え
□夕食
カレー粉をたっぷり使った豚カレー、ブロッコリーの胡麻油和え
□間食
ナッツ
いかがでしょうか? 疲れた肝臓をしっかりケアして、元気にこの夏を満喫しましょう!
最後までご清覧いただきありがとうございます。