こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
睡眠と食事は深い関係があります。いつ・どんな食事を摂るかで睡眠の質が変わってきます。不規則な
食生活は生活習慣を崩し、睡眠リズムを不安定にする原因につながりますし、食事をしてすぐ寝ようと
しても、胃の中の物が消化されず、快眠の妨げになってしまいます。より良い睡眠を得るために知って
おきたい睡眠と食事の関係についてご紹介します。
まず、快眠のためには就寝の3時間前までに食事を済ましておくのが理想です。食事後は胃や腸が活発に動いているのでなかなか寝付けませんし、胃に食べ物が残っている状態で寝てしまうと、睡眠中は胃が活動しないので、安眠の妨げになるうえ、翌朝胸焼けをおこす原因にもなってしまうからです。空腹でぐっすり眠ることが難しい方や、帰宅時間が遅く食事時間が遅くなってしまう方は、比較的消化が良く脂肪分が少ない食事をお勧めします。
例えば、ごはん⇒おかゆや雑炊、ラーメン⇒うどん、揚げ物・炒め物⇒煮物といった具合です。
また、睡眠の質を向上し、良質な睡眠に導いてくれるのが「グリシン」という非必須アミノ酸です。寝ている時の体温は起きているときに比べ低く、体温が下がりつつあるときに眠りに入ると良質な睡眠につながるといわれています。就寝前にグリシンを摂ることで体温低下を促進し、睡眠リズムを整え、自然な深い眠りに入りやすくなりす。リシンは天然の食材に広く含まれており、特に海老やホタテなどの魚介類に多く含まれています。就寝前にはグリシンが入ったサプリメントを利用するのもいいでしょう。(*ただしサプリメントは人によって効果は様々です。ご自身にあった物を選びましょう。)
そしてもう一つ、快眠のために「セロトニンとトリプトファン」というものがキーとなります。セロトニンとは人間の体内に存在する神経伝達物質の 1 つです。セロトニンが正常に分泌されることにより、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが脳から分泌され、徐々にリラックスしていく中で自然に眠気が出てきて、眠りにつきます。セロトニンの原料は「トリプトファン」という必須アミノ酸です。このトリプトファンがないと、セロトニンは生まれません。トリプトファンは体内では作られないので、食品から摂取しましょう。トリプトファンが多く含まれるのは、肉類・魚類・豆類・乳製品です。(カツオ・肉の赤身・チーズ・ヨーグルト・卵・豆腐など)
朝ごはんでトリプトファンを多く摂ると、寝起きがよく、寝付きもよいという実験結果も出ています。また、炭水化物と一緒に摂ると、吸収率がアップします。
意外かもしれませんが、朝ごはんをしっかり食べて体内時計のずれをリセットし快眠に繋げましょう。
最後までご清覧いただきありがとうございます。