こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
暑さも少しは和らいできたでしょうか?朝・晩は寒くなってきましたね。季節は「秋」に変わろうとしてるんですねぇ。
秋は収穫の季節であり、 1年の中で最も旬の食材が豊かです。秋の食材はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で 夏場の疲れをとる働きがあり、 これから迎える厳しい冬に備えた体作りに役立つといわれます。
また、栄養素だけでなく食材の持つ味わいは 「春は苦味、夏は酸味、秋は甘味、冬は厚味※」 という具合に季節ごとに変化します。
※厚味:味がこってりしていて、おいしいこと。
春は毒消しの苦味、夏は疲労回復の酸味、 秋はエネルギーを蓄えるための甘味、冬は身体を温めるための厚味など 私たちが本能的に求める味と一致しているのはおもしろいですね。
今回は、秋の食材ご紹介していきましょう!
・鮭→消化・吸収のよい良質のたんぱく質やビタミン類を含みます。 また、身に含まれる赤の色素はアスタキサンチンと呼ばれ、 ビタミンEの約1000倍という強い抗酸化力を持っています。
・鯖→9~10月頃に獲れるものを「秋鯖」と呼び、 脂がのった秋鯖は、EPAやDHAをより多く含んでいます。 また、血合いには鉄分やビタミン類が豊富です。
・秋刀魚→「秋といえば秋刀魚!」といわれるほど、秋の食材の代表格です。 脂には動脈硬化など生活習慣病予防にも役立つEPAやDHAが 多く含まれ、たんぱく質、ビタミンB12、カルシウム、鉄分など 栄養バランスも優れています。
魚介類はこの時期、水温が低くなるため、身に脂がのり、美味しくなります。
・さつまいも→ビタミンC、E、食物繊維が豊富です。 特にいも類に含まれるビタミンCは、 加熱しても壊れにくいという特長があります。
・さといも→水分が多く、いも類の中では低カロリーです。 独特のねばりには、傷ついた粘膜の修復作用や 胃や腸の壁を保護する働きが認められています。
・柿→あまり知られていませんがビタミンCが抜群に多く、みかんやレモン果汁よりも多く含まれています。 また、二日酔いの予防にも効果があるといわれています。
・梨→アスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸など 疲労回復作用のある酸が豊富です。
・ぶどう→糖類の中でもっとも吸収のよいブドウ糖が主成分のため、疲労回復に最適な果物です。 抗酸化作用のあるポリフェノールは、皮や種に多く含まれているので、皮ごとミキサーにかけて摂るのが理想的です。
果物類は夏場の果物に比べて酸味が少なく、甘味の強いものが多くみられます。
食べ物が美味しい季節になると嬉しい反面、 「体重が増えて困ってしまう…」なんて声も聞こえてきそうですね。
自然界の生き物は、厳しい冬を乗り越えるために 秋の間に体にしっかりと栄養を蓄えます。ついつい食べすぎてしまうのは、 冬に備えるための自然な欲求なのかもしれませんね。
大事なのは、食べたら動くこと!美味しい物を食べて、たくさん運動して、また美味しい物を食べて・・・・・そんな健康的な生活ができると良いですね!
最後までご清覧いただきありがとうございます。