こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
今まで腰痛、肩こり、関節痛などで真剣には悩んだことのなかった人たちが、50歳を迎える頃から不調を訴えるようになることがあります。「これまでは、腰痛を感じたとしても、しっかり眠ると翌日には解消されていたのに、頻繁につらいと感じるようになってしまった」など、症状の回復の遅さに困っている声をよく聞きます。
また、腰痛だけではなく、首・肩周辺への症状も出る可能性があります。首スジや肩にかけての筋肉が、凝り固まってこわばったように感じ、頭を動かす範囲が減ることでうがいが困難、車の運転で左右や後ろの確認がしにくいなど、日常で困ることも出てきます。
特に心当たりがないのに、腕を動かすと肩に痛みが走るようになったというケースも多いでのす。着替えもままならず、痛みのために腕が動く範囲が狭くなり、簡単な日常動作ですら支障をきたすこともあります。就寝時も痛みを感じて睡眠が妨げられてしまい、睡眠の質が低下するケースもあり、日頃の疲労を蓄積されていくように感じる人がいます。これがいわゆる「五十肩」と呼ばれているものです。
50歳を迎えた頃から急速に背中の筋力が低下するため、背骨を支えるための筋肉バランスが乱れることがあります。
すると、自身では普通に日常動作をしているつもりでも、実際には本来の筋力が発揮できず、血流が滞って筋肉のこりが生じて代謝も悪化。背骨の支えが不安定になり、様々な筋肉にそのしわ寄せがいくと椎間板や関節が変性し、発症に繋がっていくのです。
「五十肩」や「腰痛」に悩まされないようにする為には、筋肉の低下を予防し、関節・筋肉・椎間板などへの負荷を軽減させることが大切です。下記に予防策をご紹介しておりますので参考にしてみてください。
1.その日の疲れはその日のうちに解消
疲労の自覚があるときは、自身が感じる以上に体が疲れている可能性があります。夜更かしせず、横になり睡眠をしっかりとります。筋力を使わない状態にするために座ってウトウト……ではなく、布団に横になりましょう。
2.足元をほぐしてバランスアップ!
足の裏やふくらはぎ、ふとももをしっかりセルフマッサージすることで、上半身のアンバランスが軽減する場合があります。入浴中や眠る前、やさしくほぐしてみましょう。
3.日常生活の中でトレーニングを
筋力アップ、または維持するトレーニング時間をわざわざつくれないという人も多いようですが、日常生活の動作で鍛えれば、時間も短くてすみます。例えば、信号や電車を待つときにつま先立ちを10秒間行うなど、隙間時間を見つけて上手に筋力を鍛えてみてください。
毎日のちょっとした意識が10年後・20年後のアナタの生活を変えますよ!頑張ってみてください。
最後までご清覧いただきありがとうございます。