こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖)が上昇してしまう病気のことをいいます。ブドウ糖は私達が身体活動を行うためのエネルギー源として利用され、血液中のブドウ糖(血糖)は一定の濃度(約70~109mg/dl)に保たれています。食後でも140mg/dlを超えることはありません。しかし、糖尿病になると一定を保っていた血糖値が上昇し、動脈の内壁を痛めつけ、眼や腎臓、神経などに症状が現れます。
現在、糖尿病を強く疑われる人と糖尿病予備群をあわせると2000万人を超え、なんと国民6人に1人が糖尿病で悩んでいるという計算になります。
糖尿病は痛くも痒くもないので、気づきにくい病気の1つといえます。まず、下記の3つの症状が出現したら内科で血液検査をしてもらってください。
1.昔より大量の尿が出るようになった
血糖値が高くなると体の外にブドウ糖を出そうとするようになり、尿が増えます。健康診断で検尿をすると、尿に糖分が検出されます。
2.やたらと喉が渇く
大量に尿が出るため、必然的に体内の水分量が減り、喉が渇いてきます。そして、摂取する水分が増えていきます。
3.何もしていないのに体重が落ちる
食べているのに痩せるのは、ブドウ糖をうまく利用することができず、身体活動に必要なエネルギーが不足するからです。
これら初期症状を放置すると、血管の老化である動脈硬化が進行し、取り返しのつかないことになります。軽視せず「いつもと違うな」と感じたら行動を起こしましょう。
次回は、合併症についてもお話していきたいと思います。
最後までご清覧いただきありがとうございます。