こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
カツ丼、天丼、親子丼、牛丼….etc.丼ものが嫌いな人ってあまりいませんよね。最近では、ロコモコやタコライスなどの洋風丼も人気ですが、 丼ものの歴史は古く、江戸時代にうなぎの蒲焼をご飯の上にのせたことから始まっているといわれています。
この丼もの、食べやすいあまりにドカ食いしてしまい、カロリー過多な料理というイメージを持たれがちです。ダイエット中に食べるなんてとんでもない!と思っていませんか?けれども、栄養価の面からみてみると意外なことがわかります。
人の活動源となり体を構成する大切な栄養素にProtein(たんぱく質)、Fat(脂質)、Carbohydrates(炭水化物)があり、これらの栄養素がどのような割合で含まれているかを示したものをP:F:C比率といいます。 人が生きていく上で望ましい摂取比率は、P(11~13%):F(20~25%):C(55~69%)とされていますが、実は丼もの、このP:F:C比率がよいのです。
各丼ものの比率は・・・・・
・親子丼(550kcal)
P16:F24:C57
・かつ丼(800kcal)
P15:F40:C41
・天丼 (600kcal)
P10:F31:C55
・うな丼(530kcal)
P15:F22:C59
・牛丼 (780kcal)
P9:F41:C44
・鉄火丼(420kcal)
P25:F4:C67
・中華丼(490kcal)
P14:F19:C65
昔の人が、忙しいお昼時でもしっかり食べて元気に働けるように、主食・主菜・副菜をひとつの丼にまとめ、手軽においしく食べられるという発想から工夫された丼ものは、経験と知恵から体にいいものになっているのです。 一品で栄養バランスよく摂れ、しかもお腹もちもいいとくれば、ダイエット中でも取り入れてももちろんOK!
そして、丼ものを食べる時には小鉢と汁物をつけること!
酢の物やお漬物とお味噌汁をつけることにより、P:F:C比率はさらに理想に近づき、脂質が高めのカツ丼や天丼、牛丼の比率もよくなります。 そして、お酢の酢酸が体内でクエン酸に変わり疲労回復効果をもたらし、発酵食品であるお漬物は整腸効果も期待できます。
ただし!丼ものOKと言ってもカロリー摂取がオーバーにならないことが前提です。今やコンビニでもお店でもカロリーは記載されています。ダイエット中の方は、カロリーを必ず確認してオーバーにならないか判断してから食べるようにしましょう。大盛なんて注文してたら大変なことになりますよ・・・・・。
最後までご清覧いただきありがとうございます。