こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
日本は世界一の長寿国。ですが、「平均余命」と「健康寿命」の差、つまり何らかのは支援や介護が必要な期間は、平均で男性は約9年、 女性は約12年となっています。この差をいかに縮めていくかということが、これからの私たちの大きな課題と言え ます。
要支援・要介護になった原因は、運動器の障害が 年々増えており、平成25では全体の1/4を占め第一位となっています。運動器の障害とはロコモティブシンドロームと言います。
健康寿命を延ばすためには、メタボ予防により脳血管疾患や認知症の リスクを低下させることももちろん重要ではありますが、同時にロコモを予防することも、大きなポイントと言えるでしょう。
ロコモ予防というと、つい高齢者の問題と思いがちですが、実は若い頃からの生活習慣が大きく関わっています。
ロコモの要因として挙げられることは、加齢や運動不足による筋肉量や骨量の低下、また関節の機能低下など。さらに、肥満による関節への負担増加や、偏った食生活などで骨や筋肉のもととなる栄養素が不足することなども影響しています。
筋肉や骨の量のピークは20~30代で、それ以降は徐々に減少するものですが、この減少ペースをできるだけゆるやかにするコツが、日頃の運動習慣です。
適度な運動で骨や筋肉に刺激を与えることは、筋肉や骨の新陳代謝を促すための重要な要素となるのです。
そして、バランスの良い食生活で栄養を与えることももちろん必要です!このような健康習慣をコツコツと実践することこそが、ロコモ予防の基本と言えます。
ロコモーションシンドロームは、日本整形外科学会が、2007年から提唱しているまだ新しい言葉。
メタボリックシンドロームと同様、認知度を上げ予防策をしっかりと講じることで、日本人の健康寿命を延ばすことにつながるはずです。ぜひ今日から、健康習慣を一つでも増やして将来のロコモ対策を実践していきましょう。
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