こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
スポーツが好きなので、一生懸命に集中して取り組みたいけど、少し運動をしただけで・・・・・
頭がボーっとしてしまったり、メマイやクラクラしたり、集中力が続かなかったり、極端な体力の低下があったり、心臓がドキドキしたり、息切れをしたり、などの貧血の症状が出て、しばらくお休みしなければならない・・・・・。というお悩みを持っていらっしゃる方は多いと思います。
せっかく運動できる場所にいるのに、体調が悪くなったりして思ったように運動ができないのは、とても勿体無いですよね。
では、なぜそのような事が起こるのでしょうか?
運動する事によって貧血が引き起こされてしまう、そのメカニズムから順を追って見ていきましょう。
まず、一言で貧血といっても、色々な原因があるのですが、今回は、運動によって引おこされる『スポーツ貧血』について見ていきたいと思います。
『スポーツ貧血』とは?
通常は、赤血球に含まれているヘモグロビンが酸素を全身に運ぶ事により身体の運動機能を維持しています。しかし、
赤血球その物や、赤血球に含まれるヘモグロビンが減ってしまった場合や、赤血球が必要量つくられない場合は、全身に送られる酸素が減り、酸欠になってしまい運動機能がダウンしてしまいます。これが、貧血の際に起こっている体内の変化です。
ではどうして、赤血球や、赤血球に含まれるヘモグロビンが減ってしまうのでしょうか?
運動をすると、それだけ身体の疲労が起こりますので、それを回復させるために、多くの酸素を全身に運ばなければならないと体が考え、血流を早くして酸素の供給を間に合わせようとします。
しかし、その際の血流が激しいと血管の中で赤血球がぶつかり合い、赤血球が破壊されてしまいます。更に、走ったり、ジャンプをした場合など、通常よりも強い衝撃が足の裏に発生し、その衝撃によって血管内の赤血球が破壊されてしまいます。そして、残った赤血球が酸素を運ぼうと頑張ろうとしても、赤血球に含まれるヘモグロビンを作るベースとなる鉄分が、汗と共に対外へ放出されてしまいます。
赤血球は破壊され少なくなってしまうは、ヘモグロビンの生成は間に合わないは、こんな状況では、全身に必要量の酸素が送れなくなり、酸欠状態になってしまいます。この状態の事を『スポーツ貧血』といいます。
このような症状になるなら、もう運動はできないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!
きちんとした対策を取ることによって運動機能を維持する事は可能です。
その対策とは・・・・・
運動により破壊されてしまう赤血球の数を上回るくらい、平常時のヘモグロビンの数を増やしておけば良いのです。
赤血球が破壊される事を見越して、前準備で赤血球に含まれるヘモグロビンを蓄えておこうという作戦です。
ヘモグロビンは、鉄分をベースに作られます。ですので、食事やサプリメントで鉄分を豊富に摂取する事からスタートしましょう。そして、摂取した鉄分が効率良く身体に吸収されるために、ビタミンCも摂取します。次に、とどめとして赤血球を生成する際に必要となるビタミンB12も摂取します。
この3要素を日頃から意識して摂取をして、血液の準備をしておきましょう。そうする事により、運動をした際の貧血に勝てるカラダづくりをしていきましょう。
最後までご清覧いただきありがとうございます。