こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
女性なら多くの人が、「夕方、ふくらはぎが別人級にパンパン!」そんな経験があるのではないでしょうか。その犯人は「むくみ」です。体の中にある余分な水分が溜まって、むくんでしまうと、まるで太ってしまったかのように見えてしまいます。そのため、むくみを解消すれば食事制限やダイエットをしていなくても「あれ、痩せた?」と思わせることができるのです。
そこで参考になるのがCA(キャビンアテンダント)。長距離フライトでは10時間以上立ちっぱなしという過酷な環境ですが、みんなほっそりとした顔・脚を保っています。今回は、そんなCAが実践するむくまない生活3つのコツをご紹介していきましょう!
1.ふくらはぎの筋肉を積極的に使う!
余分な水分や血液は重力の影響で、どうしても下へ下へと溜まってしまいがちです。それを心臓へと押し戻してくれるのが、ふくらはぎのポンプ作用。その力を発揮するには日頃から十分にふくらはぎの筋肉を動かしていること、そしてふくらはぎに十分な筋肉がついていること、この2点が重要になります。
女性がむくみやすいのは、男性と比較してふくらはぎの筋肉量がそもそも少ないからなのです。CAは機内で荷物を収納において、高い位置にある物をとるときなどにあえて頻繁に背伸びをします。また、物を拾うときや低い位置にある物を取るときにはしっかりとしゃがむ。通勤時はエスカレーターではなく階段を使うなど、生活の中で積極的にふくらはぎの筋肉を使う工夫をしています。
そうすればポンプ作用によりむくみを解消できるうえ、わざわざジムに通わなくてもどんどん筋肉が鍛えられるのです。
2.着圧アイテムを活用!
そもそもふくらはぎの筋肉が少ない人は、筋肉がしっかりついてくるまでの間、むくみやすい状態が続いてしまいます。むくみ、冷え、血行不良はすべてつながっていて、むくむ→冷える→血行不良→さらにむくむ……という悪循環に陥ってしまいます。そのため、筋肉量の少ない人は自分の筋肉を鍛えると同時に、他の力を借りてでもこまめにむくみを解消した方がよいのです。
そのとき、心強い味方が着圧アイテム。外から筋肉に圧をくわえることで、余分な水分や血液を心臓に戻してくれます。昼間使える着圧効果のあるストッキングや就寝時に使える着圧スパッツなど、種類が豊富に出ており、自分に合うものを見つけて積極的に活用してみてください。
CAも機内で休憩をする際は、短時間であっても着圧ソックスを着用して、こまめなむくみ解消を図っています。
3.水分をこまめに摂る!
よく「私はむくみやすいから水分は控えている」という声をよく耳にしますが、それではさらにむくみやすい身体になってしまいます。身体には必要な水分と不要な水分があり、必要な水分を摂取することによって水分の循環がよくなって不要な水分が排出されやすくなるのです。
水を飲むときの注意点は「常温以上の水を飲む」ということです。冷たいものや砂糖が含まれているジュースなどは身体を冷やしてしまい、逆にむくみやすくなってしまいます。日頃から冷たい飲み物やジュースを飲む習慣のある人は、常温の水やぬるま湯に切り替えることでかなりむくみが解消されてくるはずです。
それでもむくんでしまうという人は水分を控えるのではなく、上記1や2のポイントを実践してむくみ解消に努めてください。
どれも簡単なことばかりなので、今日から生活の中にむくまない習慣を取り入れてみてください!
最後までご清覧いただきありがとうございます。