こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
冬は脂肪を溜め込みやすく、ダイエットに向かないと思いがちですが、それは大きな間違いです。「冬は気温が低いので、体温を保つためにそもそも夏に比べて基礎代謝が1割高いのです。ですから本来、この時期はダイエットに最適なのです。
ところが、熱を上手に生み出すことができない冷え症の人は、基礎代謝も低い状態。また、体温が1℃下がると代謝が12~20%も低下するといわれており、体の冷えはやせにくい体につながるといえます。ですから、効率よくダイエットを成功させる秘訣は、筋力をつけ、体の内外からしっかり温めて代謝アップを狙うこと!
今回は、今日からできる、冷え防止のコツをご紹介します。
1,熱を生み出す食材“たんぱく質”を朝食に
熱を産生する働きが大きい、筋肉の材料となるたんぱく質を積極的にとりましょう。特に、朝にとることで体温も代謝も上がりやすくなります。おすすめは、卵や納豆、乳製品など。たんぱく質の代謝を助け、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを含む食品(緑黄色野菜、果物、豆類など)も一緒に摂るといいですね。朝からバランスのいい朝食を用意するのが難しいという場合、例えば夕食に野菜たっぷりのお鍋を食べて、翌朝、お鍋の残りにご飯を入れて卵でとじたおじやを朝食に…なんてメニューは簡単で栄養も◎。
2,しょうがで温パワーUP!
冷えとり食材の代表格・しょうがは加熱することで温め効果がアップすることが実証されています。手軽にとるなら、しょうがを乾燥させて粉末にした「ジンジャーパウダー」や、しょうがを砂糖で煮て乾燥・コーティングした「しょうが糖」がおすすめ。料理や飲み物などいろいろ使えて便利です。また、うなぎに欠かせない「山椒」も温め効果が高く、胃腸が弱い人にもぴったりの薬味。ぜひ活用してみてください。
3,おなかまわりを温め全身、めぐる体に
体を温めるときは、冷えを感じやすい手足を重点的に温めがちですが、体を深部から温めるには、体幹部を保温するのが効果的。カイロや湯たんぽを使う場合、直接肌に触れたり、長時間同じ場所に固定していると、低温やけどを起こす危険性があるので気をつけましょう。
4,衣類を活用して効率よく体を温める
もっとも手っ取り早い冷え対策は、衣類で体を保温すること。特に冬場は外と室内との寒暖差が体の負担になるので、衣類を活用して温度調節を行いましょう。外出時は、風を通さない素材の防寒着でしっかりガード、室内では室温によって衣類を脱ぎ着して調整を。寒いからとハイネックのセーターなど厚手の衣類を着込む人もいますが、それは逆効果。薄手の衣類を何枚か重ね着することで、衣類の間に断熱材がわりの空気の層が生まれ、効率よく熱を留めることができます。また、光や体から発生する水分を熱に変えて、自然に発熱する素材の衣類は体に負担なく快適に保温してくれます。
以上の冷え防止策と日常生活の中に筋トレを取り入れることで、カラダは燃焼モードになります!
このチャンスの時期に頑張って次の夏に備えてみませんか?
最後までご清覧いただきありがとうございます。