こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
女性は“手足が冷たい”などの症状から冷え性を自覚しやすいものですが、男性は冷え性であるにも関わらず、自覚しにくい傾向にあるようです。
理由は、男性の冷えは内臓で進行していて、表にあらわれにくいからです。ただ、こういった男性の冷えは生活習慣病を伴う恐れがあるそうなので、注意が必要です。
今回は、男性の「隠れ冷え性」対策をご紹介していきましょう。
冷えは頭痛、めまい、手足のしびれ、胃のもたれ、疲労感、不眠など、体にさまざまな不調をもたらします。男性の冷えの主な原因となっているのが以下の3つです。
1.運動不足による血流の悪化
特にデスクワークが多く、歩く機会の少ない人は要注意です!
歩くことが足の筋肉を収縮し、血液やリンパ液を心臓に押し上げ、血液の循環を促すという大きな働きをしてくれます。もちろん、運動習慣を身につけることが理想ですが、なかなか時間が取れない人も多いでしょう。そこで、階段を使ったり、オフィスでは(許すのであれば)別フロアのトイレに行くようにするなど日常生活で歩く機会を増やし、積極的にカラダを動かしましょう。
2.不摂生な生活
飲みすぎ、食べすぎ、タバコの吸いすぎも冷えを招きます。これらは男性ホルモンとも関係し、動脈硬化や心疾患を起こしやすくなります。
動脈硬化につながる生活習慣は血管の弾力を失わせ、血管を細くしていき、それがさらに冷えを引き起こすという負のスパイラルを生み出すことに繋がってしまいます。
暴飲暴食はできる限り控え、可能な限り朝型の生活習慣を送ることが冷え性解消だけでなく、健康的なライフスタイルのポイントになります。
3.ホルモンバランスの乱れ
男性にも更年期があり、最近では若年化の傾向にあるそうです。一般的にいわれるのは、50歳後半からがホルモンバランスが乱れやすい年代ですが、早い人では30代で症状が出ることもあるそうです。
加齢とともに男性ホルモンは減少し、ストレスによって自律神経が乱れます。自律神経は内臓の働きや体温調節機能などをコントロールしているため、それが乱れると冷えの原因となります。
日々の生活からすべてのストレスを排除することは不可能ですが、自分なりの趣味や楽しみを見つけて上手にストレスを発散できると◎です。
その他、冷え性を手軽に解消する方法は、湯たんぽやカイロなどのアイテムを使うことです。腰から殿部、太ももの上、二の腕などを温めると効果的です。今は携帯用湯たんぽなどもあるので、上手に活用しましょう。
また、しっかりとお湯に浸かる入浴も効果的です。女性のように半身浴を習慣にしている男性は少ないと思いますが、とにかくシャワーだけで済ませず、きちんとお湯に浸かることが大事です。
「半身浴だと手持ち無沙汰・・・・・」という人は、42度ぐらいの熱めのお湯に3分浸かる⇔5分休憩(この間に髪やカラダを洗う)を2回ほど繰り返す“高温反復浴”がオススメです。
ただ、湯冷めしないよう、体が温かいうちに床につくよう心がけてくださいね!
カラダが冷えやすいこの時期、積極的にカラダを動かして代謝を下げないように心がけたいですね。
最後までご清覧いただきありがとうございます。