こんにちは。mitteのイワサキ ケンジです。
寒い冬、体を動かすのがおっくうになっていませんか?運動は減量に役立つだけではありません。肺や心臓の機能を高めて体を丈夫にする、動脈硬化を予防する、善玉コレステロールを増やす、血流をよくして高血圧を改善する、体に取り入れた糖の処理能力を改善する・・・・・など、生活習慣病の予防にもなるのです。
また、昼間、運動して体を活発に動かすことが、単に体温を上げるだけでなく、体を動かすことの爽快(そうかい)感が精神的ストレス軽減につながることから、夜の眠りの質を高め、睡眠と覚醒のサイクルを整えるのにも役立ちます。生命(いのち)の大きなリズムを整えることは、体を根本から健康で美しくしてくれます。
これらのことが「運動」本来の役割といえるでしょう。
ただし、運動が体にいいからと言ってやり過ぎは禁物。特に普段運動しない人が急に運動すると、筋肉の痛みや自律神経の興奮によって、かえって眠れなくなることがあります。「過ぎたるは及ばざるがごとし」とは運動に限らず、すべてに言えることですけどね・・・・・。
そして、減量や健康増進のために「運動」が大切だといっても、体を動かしさえすればいいというものではありません。起きてすぐか、眠る前か…「いつ運動するか」によってご利益が変わってくるからです。
体温が最も高いときに運動すると、体が運動向きになっていますので体に無理がかからず、また、運動によってさらに体温を上げておくことで、夜間に体温がより下がりやすくなり、これが良質の眠りへの近道にもなります。
判断の目安は生活リズム。体温のピークは午後から夕方にかけてが普通ですが、その人の生活リズムによって時間帯が少し異なります。生活リズムが夜型だと思う人は、夕方から夜の早い時間帯に運動するのがよいとされています。一方、朝型だと思う人は午後から夕方早めに運動して、夜は避けましょう。
避けたいのは早朝、特に起床直後。体がスタンバイできていないためで、体を動かすなら激しい運動は避けてストレッチ程度に。散歩などする場合には、必ず水分と糖質を補給してからにしましょう。起床直後は活動エネルギーを蓄えたグリコーゲンが足りず、また血圧が不安定で血液の粘度が高いため血栓ができやすい状態にあるからです。
自分の生活リズムに合わせて効率よく運動していきたいですね。
最後までご清覧いただきありがとうございます。