こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
この時期、お酒の飲み過ぎで肝臓の健康が気になっている人が多いと思います。肝臓は栄養素や毒素などを処理する化学工場で、とても大切な役割をもっています。
肝臓に不具合が出てしまうと、体だけではなくメンタル面にも影響が出ることもあり、自覚症状が出る頃には、肝臓の状態はかなり悪化している場合が多いため、「沈黙の臓器」と呼ばれているのはご存知だと思います。
今回は、そんな「お疲れ肝臓」をケアする方法をご紹介しましょう。
1,肝臓によいといわれるものを食べる
肝臓によいと言われているのがタウリン、クルクミン、ゴマリグナン。タウリンは肝機能を回復する効果があるといわれ、カツオ、アジ、サンマ、サバなどに多く含まれます。
クルクミンも肝機能を改善する効果があるといわれています。クルクミンはカレー粉の材料であるターメリック、うこん茶などに含まれます。カレー粉を使った料理もおすすめです。ゴマリグナンも肝機能に役立つといわれており、胡麻に含まれます。胡麻和えなどを意識して食べるとよいでしょう。
2,お酒を飲む人は、精神的ケアも必要
アルコールの過剰摂取は、ビタミンB群などの栄養素の吸収率を下げます。特に、葉酸(ビタミンB9)とビタミンB1が欠乏しやすいことが知られています。
葉酸は気分を落ち着かせたり、健康的な神経システムを保持する役割があったり、不足すると加齢による記憶減退に影響を与えたりするといわれています。また、ビタミンB1が欠乏すると、混乱などの精神的な障害などを引き起こすことがあります。
ビタミンB1を多く含む食材は、精製されていない穀物、ナッツ類、豚肉、卵、豆類(いんげん豆、えんどう豆、大豆)など、 葉酸は、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー、オクラなど、緑の野菜に多く含まれます。
3,肝臓によいサプリメントは?
肝機能の改善に役立つといわれるクルクミンは、サプリメントでも摂れます。マリアアザミ(別名:ミルクシスル)に含まれるシリマリンは、抗酸化作用、抗炎症作用以外にも、毒素を防いだり、肝臓の再生に役立ったりすると考えられています。
クルクミン、マリアアザミは一般的に副作用が深刻ではないと報告されていますが、長期摂取や大量摂取の影響はまだわからないこともあります。持病のある方や服薬している方は、必ず専門家に事前に相談してくださいね。
いかがでしょうか? 疲れた肝臓をしっかりケアして、今年も元気なスタートを切りましょう!
最後までご清覧いただきありがとうございます。