こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
新しい年を迎える1月は、ごちそうで胃腸が疲れやすい時でもあります。外気は下がり、室内で過ごすことが多くなりがちで、運動不足も手伝い体に脂肪がたまりやすくなります。苦みのある野菜を取ることで体内を浄化し、高たんぱくで低脂肪の食材を上手に取り、体力を保ち免疫力の強化に努めましょう。鶏肉やエビなど、体を温めエネルギーを補う食材は冬の食卓に有効です。今回、紹介する食材は4品目。殻やミソにも高い薬効を持つエビやカニがますますうまみを増す時期であり、ほのかな苦みを持った菜の花も登場します。鉄分の多いアサリも栄養価やうまみが増してきます。
1,エビ
エビはたんぱく質を豊富に含みます。その他、カリウム、カルシウム、リン、鉄などのミネラル類とビタミンEが含まれています。うまみ成分はベタイン、グリシンなどで、タウリンも含まれており、殻にはキチン質が含まれています。
効能は、カルシウムと鉄で骨や歯が強化され、骨粗鬆症と貧血を予防します。また、ベタインは血中コレステロールを低下させ糖の吸収を阻害し、タウリンも同様の働きがあるので糖尿病や高脂血症の予防に効果は絶大です。キチン質は免疫力を強化する働きがあります。
2,カニ
たんぱく質が豊富で脂肪は少ないのでダイエット中の方には嬉しい食材ですね。独特のうまみはベタイン、グリシン、アルギニンなどで、遊離アミノ酸のタウリンが豊富に含まれています。カリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛などのミネラル類やビタミンB1、B2を含有し、殻にキチン質を含みます。
効能は、脂質が少ないのでダイエットに向きます。タウリンが血中コレステロールを下げ、中性脂肪を減らし血圧を正常にする働きがあるので、動脈硬化や糖尿病を予防します。肝機能や視力向上にも効果があります。キチン質は悪玉コレステロールや有害物質を取り除く働きがあるので、生活習慣病や便秘、がん予防に有効です。
3,あさり
あさりは、脂質が少なく、たんぱく質は良質で、アミノ酸の一種であるタウリンを含みます。鉄分やカルシウム、亜鉛などのミネラル類を含み、うまみ成分はグリシンやグルタミン酸、コハク酸。ビタミンB2やB12を含有しています。
鉄は貧血を予防し、B12は増血作用があるので貧血予防の効果が高い食材です。タウリンは血液中の余分なコレステロールを排出して血液をきれいにし、中性脂肪を減らすので、動脈硬化の予防に役立ちます。うまみ成分はエネルギー源となり、亜鉛が味覚障害や強精に有効に働きます。
4,レタス
レタスは、約95%が水分でビタミンC、カルシウムやカリウム、鉄分などのミネラル、葉緑素を含有しています。野菜にはめずらしくビタミンEが多く、ビタミンEはサニーレタスやリーフレタスの方が多く含まれています。
ビタミンEはコレステロールを洗い流して血流をよくし、カリウムも豊富なので、高血圧や動脈硬化に効果があります。鉄分や葉緑素は貧血の予防と改善に有効で、ビタミンCが風邪や肌荒れを防ぎます。
1月は、ダイエットに向く食材が多いですね!正月太りを旬の食材で解消しましょう。
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