こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
高血圧症は自覚症状がない病気として有名です。
お医者様や健康診断に定期的に行っていない限り、高血圧症だとは気づきません。
高血圧症そのものは死に直結するような病気ではありませんが、高血圧症から心疾患などの死に関わる病気に発展するケースが多くあります。
自覚症状がなく、知らない間に大きな病気に発展することから「サイレントキラー」とも呼ばれています。
高血圧症の原因は、下記のようなことがあげられます。
・食生活 塩分の過剰摂取
・ストレスや睡眠不足
・嗜好品 過度の喫煙や飲酒
・運動不足
・肥満
・遺伝的要因
これらの要因をいかに改善するかが、高血圧症の予防もしくは改善のポイントとなってきます。
今日は、その中で運動不足の改善について書かせていただきます。
高血圧の人は運動を控えたほうがいいと思われがちですが、重症の高血圧以外の、一般に中等症以下の高血圧の人は適度な運動をすることにより、降圧効果が見られるといわれています。
運動は、呼吸が続かないような無酸素運動よりも、常に呼吸をしながら長く続けられる有酸素運動がお勧めです!
※ただし、運動療法がよい効果をもたらすのは、軽症から中等症(最小110mmHg~最大180mmHg)の高血圧症の人です。
重症高血圧の人や合併症のある人は、運動は避けるようにしましょう。
運動の強度は、1分間の脈拍数で下記くらいの脈拍数が良いとされています。
30代 120~125
40代 115~120
50代 105~115
60代 100~110
この数字を目安に20~30分程運動を行いましょう。
また、運動療法を実施するにあたり下記のことに注意しましょう。
1、熱が37℃以上ある
2、血圧がいつもより20mmHg以上高い
3、安静時の脈拍数が90拍/分以上ある
4、手足がしびれる
5、吐き気がある
6、動悸・息切れがいつもより強い
7、筋肉・関節が痛む
このような症状がある場合は、運動を控えましょう。
過度な運動は病気を悪化させます。正しい知識で適度に運動することを心がけましょう。
どのように運動したらよいのか分からない方はぜひ私にご相談ください。
最後までご清覧いただきありがとうございます。