こんにちは。mitteのトレーナーのイワサキ ケンジです。
今回のテーマは「油」。
「油（脂肪）は悪者、とらない方がいい！」と思っていませんか？
確かに油を摂り過ぎれば、肥満になったり、動脈硬化から様々な生活習慣病を引き起こしたりするので良くありません。
しかし一方で、油は体にとって欠かせない存在でもあります。
なぜならエネルギーになるだけではなく、体の細胞膜やホルモンの原料にもなり、代謝機能にも関わっているからです。
摂り過ぎは良くありませんが、必要量は食事から摂るべきです。
日本人の１日の脂肪摂取量は約6０g。摂取エネルギーに占める脂肪の割合は２０％～２５％が適切だとされています。しかし、実際には約半数の人が２５％以上摂っており、３０％を超える高脂肪食の人が増えているのが現状です。
必要だけど摂り過ぎてはいけないとしたら、摂り方に注意しなければなりません。量と同時に質にも気をつける必要があり、体に良い油と悪い油を見極めていきましょう。
脂肪の種類は大きく、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けることができます。飽和脂肪酸は、いわゆる動物性脂肪酸（肉の脂身・ラード・牛乳・生クリームなど）で体内でも合成されます。なので栄養学上、食事から摂取する必要は特になく、肥満防止の意味からは控えることをオススメします。
不飽和脂肪酸は、さらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けることができ、一価不飽和脂肪酸はオリーブ油や菜種油に含まれるオレイン酸などですが、こちらも体内で合成できるので程ほどに摂れば良いでしょう。
多価不飽和脂肪酸ですが、この脂肪酸のみ体内で合成されませんので食事からの摂取が必要となります。多価不飽和脂肪酸が含まれている食品は、大豆油・コーン油・ゴマ油・しそ油・魚介類などです。
良い油を摂取し、健康を意識しましょう！
もう一度書きますが、脂肪の摂取量はオーバーしているのが現状ですよ(^_^;)
最後までご清覧いただきありがとうございます。
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